美しいハーモニー
数日前、仕事中に
イライラしながら、走り回りながら処理をしていた。
応援のおばちゃんたちは６人くらいいて
みんなはいいな。のんびりできて。と思っていた。
そうして機械の処理の詰まりを直していた時、
突然
機械が止まって、
手を休めていたその６人が
某アニメキャラクターのテーマソングを歌い始めた。
数秒前まで
この忙しいのに大声でおしゃべりしていてなんだよと私は怒っていて、
雑音にしか聞こえなかった声だったのに、
美しい
本当に美しいハーモニーが耳に入ってきた。
本当に美しい伸びやかな声で
びっくりした。
美しい。。
大声でおしゃべりして、
わがままばかり言って
仕事を適当にやってお金を貰えばいいと思っている
がめついおばちゃん達として見ている。
私が間違えているんだ。
その時はイラついていて
ああ、これは聖霊からの助けなんだ、と頭ではわかっていた。
今私が何を選択しているのか、気づかせてくれている。
でも
仕事を順調に回すことの方が、
生産数を達成することの方が先。
私は忙しんだよ。
私は正しい。
そう思っていた。
そこには浸れなかった。
正直、
醜いと思っていた人たちだ。
その声の響きは
とても美しかった。
聖霊が
私が思い出したい兄弟に少し触れさせてくれたんだ。
いつも、いつも
兄弟全員は助けてくれている。
真実を思いだせてくれようとしている。
その助けに手を伸ばしているか、
いないかだけなんだ。
私が。
聖霊、
今日もどうか私が間違っていると教えてください。
