私は知覚に問題があります

なので感じていることを、どうか聖霊あなたに打ち明けさせてください。

野の百合のように一緒に養われていいんだよ

今日は片道が20分近くかかるお宅へ2件、

連続で送迎が入っていた。

 

二人とも歩行は付き添い程度で、

よくお話ができるばあちゃんだった。

 

また、

寄り添い、お話を聞く時間になった。

 

 

一人目は、94才。

 

なぜか施設へ戻る時、

色々と、お父さんと結婚するまで大変だった話をしてくれた。

 

父はありがたいと思ってるのよ、と。

 

社会的地位があるお父さんで、とても厳しく、

恋愛結婚なんてとんでもないと反対されたけど、

 

最後は赦してくれた。

 

ただ聞いていたのだけど、、

 

俺の顔に泥を塗るつもりか!と

父親は厳しく娘の結婚に反対していたけど、

 

最後は受け入れてくれた。

 

幸せだった?と聞くと、

幸せだったよと話してくれた。

 

 

聴きながら、

なんだか泣けてきた。

 

おばあちゃんも泣いていた。

 

 

ハイエースの中で一緒に泣いていた。

 

 

もう一人は、

病気を何度もしているおばあちゃん。

 

ガン、

 

次は甲状腺の病気、

 

治ったと思ったら、

今度は心臓にペースメーカーを入れることになった。

 

旦那さんは60代にガンで他界。

 

まさか自分が何度も大病しつつ、

86才まで生きるとは思わなかったよ。。

 

そう話してくれた。

 

昨日が誕生日だったそうだ。

 

 

この話を聴きながら、

 

 

生かされてる

 

 

そう感じた。

 

 

どこからこの、

 

生かされてる

 

が来たのか分からない。

 

 

ミニバンに運転手のおじさんと3人、

おばあちゃんにとって、懐かしい道を走っていた。

 

 

なんのご縁で、

この方はここまで生かされ、

 

泣き叫びモンスターどうにもならない私が、

 

こうしてミニバンに20分乗っている間、

 

彼女の身の上に起きたことを、

自分から話してくれるのを、聞いているのだろう?

 

さっきの婆ちゃんといい、

なぜか胸がいっぱいになる。

 

やっぱり泣いた。

 

 

施設に着くと、

いつも通りにみんなと同じように対応する。

 

急に、この方はこういう人と決めつけ、

面倒にならないように対応しようとしたり、

 

他の職員の目が気になり、

下手なことは言わない、やらないようにしなければ、、と思いだした。

 

 

わたしは一体何をやってるんだろう?

 

まったく分からない。

 

 

業務的には、全然、数になってなくて、

 

周りも見れていない。

 

焦燥感、無価値感、無気力、面倒。逃げたい。

 

それ一色。

 

 

そんな中、

ここにいる人たち、

 

認知症で帰りたい!ばかり言って、どうにもできないのに人を困らせる、

転倒リスクあるのに、歩き回ろうとする、

お酒が買いに行けない、と大声で謝れよ!と言って怒鳴ってくる、

どうしてここにいるのか、わっかんないなーーー?と言って、

帰りたい、家族はどうした?なんでこんなとこにいるんだ?と不安になり、

おんなじことを職員に、ねえ!ちょっと!と叫んで、ずっとこっちのせいにする、、

 

自分を見失って、

人の世話にならないとどうにもならないから、ここにいるのに、

分からず、むき出しにしてくる、

 

 

どうしてこんなになっても、

この人たちは、こんなに手厚くされるんだよ!

 

 

3食の栄養バランスが取れる食事、

わがままでイラついたり疲れてるけど、見守る人がいる中での生活、

お風呂やトイレを介助してもらえて、清潔に保ってもらえる。

 

羨ましいよ。

 

うらやましい。

 

愛され、喜ばされ、

不安にならないように、楽しい会話、話しかけられ、

安心を与えてもらえ、楽しませてもらえている。

 

こんないいことないよ。

 

いいよね!

 

 

そうか。

わたしは嫉妬していたのか。

 

 

ここにいる認知できない高齢の人たちが、

 

排泄も何をしてるかも訳がわからくなり、

 

こんなになっても、

 

愛され、慈しまれ、大切にされているから。

 

 

私には与えられてません。

 

だから、与えてなんかやるもんか。

与えられるわけないだろ、ないんだから。

 

そう言い訳して、出し渋ってる。

 

 

野の百合を見なさい。

 

という映画ブラザーサンシスタームーンの中で言っていた言葉をFacebookで見た。

 

確かに、

百合は、ただ光を求めている。

 

神の国を求めてる。

 

労せず、紡がず、

ただ神に養われてる。

 

 

泣けてくる。

 

爺ちゃんやばあちゃんたちは、

野の百合か。

 

エスの目には、

ソロモンの宝石より美しく見えてるのか。

 

いいなあ。

 

野の百合のように、

 

わたしも光を、

 

神を求めたい。

 

 

ここの婆ちゃんたちのように、

 

野の百合のように、

 

爺ちゃんばあちゃんたちと一緒に、

 

わたしも、神に養われていいんだよ。

 

わたしも養われたい。

 

神に養われよう。

 

今日車で話してくれた、

神に養われている婆ちゃんたち、

 

ありがとう。

 

ここ最近

ずっと仕事中、泣いてる。

 

泣いてるばあちゃんに、

亡くなった利用者のことを聞いて泣く職員。

 

泣く人が多いのも、

自分の反映か。

 

なぜだか分からない。

 

ありがとう。