私は知覚に問題があります

なので感じていることを、どうか聖霊あなたに打ち明けさせてください。

あなたは誰ですか?教えてください

ペースペーカー入っているおばあちゃんが、

綺麗に塗り絵を塗っていた。

 

その様子を見て、

わたしもやらせて欲しいと、初日不穏で怒鳴っていたおばあちゃんも

色を塗り始めた。

 

みんな並んでるのを見ると、

大変な目に遭わされてるんだ、こっちは!

 

憎らしい。関わりたくない。

目を逸らしたい。

 

そんな思いで塞ぐ。

 

 

帰ったら泣けた。

 

ただ塗り絵、塗ってるだった。

 

例の生かされているおばあちゃん。

 

 

いきなりたくさん入所が重なる日で、

一人で勝手に焦っていた。

 

ある方はこちらの出すものを全く食べないので、

家族が全部用意してくる。

 

カバンの中の食料、重い。。

 

一人ではないのに、

何もできない自分が対応しきれるか、

 

不安になり、

急に恐れが上がってきた。

 

 

お迎えに行くため、

運転手が運転するハイエースに乗っていた。

 

恐れがピークになったその時、

 

車のラジオから曲が流れてきた。

 

I Love You

と聞こえてきた。

 

はっとした。

 

I Love You

 

それだけは聞き取れて、

その歌に耳を澄ませた。

 

家に帰ってみたら、

Sttevie Wonderの

”I Just Called To Say I Love You”

という曲だった。

https://youtu.be/GJAxwIbTDwg


思いだして!

 

そう言われたんだな。

 

まだ緊張と不安があったけど、

何かに触れていた。

 

そのままお宅に迎えに行った。

 

 

夕方、

こないだ迎え入れたおばあちゃんを、

今度はお宅へ送りに行く。

 

やっぱり車の中でお話しする。

 

家に着いた後、

他の利用者さんとお話しされて

楽しんでいた様子をご家族に伝える。

 

お話し好きな方なので、

普段、お話しできないことを残念がっていたと教えてくれた。

 

短かったけど、

楽しんでもらえて良かった。

 

一通りご家族にご様子をお話しした。

 

さあ、帰ろう。

 

大抵、

ご家族が先に家に入り、私たちは後にするのだけど、

 

息子さんが外でそのまま立っている。

 

あれ?

家の中に入らないのかな?

 

やっぱり、そのまま立っている。

 

申し訳ない気持ちになってくる。

 

車が走り出し、

急いで窓を開けて、挨拶する。

 

窓を閉めて、

車は家の角を曲がって、出ようとしていた。

 

ふと後ろを見ると、

まだ息子さんがこちらを見て、外に立っていた。

 

え!?

 

急いで頭を下げる。

 

わたしたちが見えなくなるまで、

そこにずっと立っていてくれた。

 

驚いた。

 

私たちがお見送りされるなんて

今まで一度もなかったし、

 

ありえない。

 

 

そのおばあちゃんのお父さんは

偉い方だったと言っていた。

 

そんな偉い家の方が、

なぜ私たちを見送ってくれるのだろう。

 

その方の謙虚さに、

 

また車中で泣けてきた。

 

家に帰っても、

その方が立っている姿が浮かんできては、泣く。

 

この日1日が、

 

地獄にいるように知覚していたけど、

それを望んでいたけど、

 

ずっと愛されていた。

 

わたしが狂っていて、

それが分からないだけだった、、と感じてきた。

 

 

運転手さんの前の職場で作っていた船に、

その利用者さんのお兄さんが乗っていたことが、

 

そのおじいちゃんが被っていた帽子で分かったらしい。

 

ピンポイントすぎて、

こんな接点があるなんて、あり得ない。。

 

びっくりした。

え、そんなことってあるの!?

 

みんな家族なんだよって

聖霊が教えてくれているのかな。

 

奇跡を見せてもらったんだな。

 

そこから、今日一日が始まった。

 

 

ここの施設の出すものは一つも食べない、

食料大荷物のおじいちゃん。

 

大変なんだよ!色々用意するの。

面倒くさい、

他にも手のかかる人いっぱいいるのに。

 

怒りと憎しみ。

 

今日の終わりに、

泣きながら思った。

 

ご家族がこの方を想って、

 

小分けして好みのおかずや、ご飯のおとも、お菓子など

大変なのに、色々買ったり作って詰めてくれているんだな、と。

 

愛だったのか、、

この重さ。

 

泣けるよ。

やめてくれよ。

 

愛としてみたくなかった。

 

だってこっちは大変なんだよ。

 

 

ずっと立っていた息子さん。

食料大荷物を用意してくれたご家族。

塗り絵をぬってたおばあちゃん。

 

みんな、愛でつながってる。

 

でも、

そのように見たくない!と思っていて、

 

家に帰って、

わたしだけが間違っていたのかもしれない。と

いつも泣く。

 

その人が高齢者で塗り絵を塗っていても、

 

見えなくなるまで、

運転手と付き添いの人間を見送ってくれていても、

 

お迎えに行くために

ハイエースを運転してくれていても、

 

母親の介護のために仕事を辞めて、

家で面倒見ている息子のように見えても、

 

何をしていても、高齢者に見えていても、

 

まったく触れられていない。

 

本当のわたしに。

 

 

あなたは愛です。

 

受け取ってください。

 

 

そう言われているだけだったんだ。


 

いつも帰ってから、気がつくの。

気がつきたくないんだよ。

 

 

それでも聖霊

あなたのみたいように見てください。

 

意欲は差し出そう。

 

今日もよくやったね。

ありがとう。