聖霊に従っていく道(15)〜兄弟が誰かを思い出したい(1)

＜６月合宿＞

４月合宿後の合宿だった。

あの５月勉強会以降、

憎悪が大噴出していて、

合宿に対する抵抗も激しかった。

もう、

祥子ちゃんとのやりとりのことを蒸し返すことは全く考えられなかった。

もう、そこには原因を求めたくなかった。

全員に怒り狂っていると分かってしまったから。

なんでここにいるんだよー！！

従いたくねえよ！

合宿全体、聖霊への怒り。

兄弟全体への怒り。

早く帰って、アニメ妄想したい。

帰りたい。

笑いたくないのに笑うのは嫌だと思って、ずっと仏頂面だった。

それでも構わない。

仮面をつける方が嫌だ、と思っていたから。

きっかけになったのは、

ペアのえばちゃんと２回話した時のこと。

えばちゃんは、聖霊にガツンとやられたい！と話していた。

兄弟が誰か教えて欲しいと思っている、と何回か聞いたと思う。

もう、それ言わないでくれよ！

私はガツンとやられたくないからね。

兄弟が誰か教えて欲しい、なんて思ってない。

と、つっぱねていた。

しかし、

これが突き刺さった。

「順子さんは、最終的にどうなりたいですか？」

言葉に詰まる。

それも２回。

怒りと抵抗がある中で、このことだけは必死で考えた。

私の目的は何だ？？

ここに行き着いた。

「私が誰だか思い出したい。」

そうだ。

神という言葉は全く気持ちから外れている感じがしたけど、

これなら確かにそう思っている。

映画のルーシーを見てガツンと何かを受け取るか

お互いにエクスプレスセッションするかどうかの話し合いを

みんなでしていた時のこと。

私は、怒りと抵抗MAXで、

本当にルーシーなんか見たくねえ！ガツンなんて冗談じゃねえ。

帰る！と怒りと情けなさで、本当に帰る寸前だった。

この思いをspeak upしようと思った。

泣きながら、

怒りをぶつけながら、みんなの前で

「本っ当に嫌！！！やりたくないし、見たくない！！」

その後のり子さんに言われたことは、

それを感じているのは私だけじゃない、ということと、

全体のためにどうしたら良いと思う？と。

ルーシーを観るといいと思うのは、

私は世界全体を映し出している夢の作者・夢見るものであるということが分かりやすい。

（というニュアンス）と言ってくれた。

抵抗していた私は、

まだふてくされていた。

けれど、

最終的に私がどうしたいかということを、この合宿中にえばちゃんに聞かれ、

「私は誰だか思い出したい」んだ、ということを口にした。

そうしたら、

その私の目的

「私が誰かを思い出したい」と、

ルーシーを観る目的

私が夢みるものであるということが分かること、と、

今この合宿に参加している目的が

ピシっと１本になった。

そうだ。

この目的のためなら、ルーシー観たい。

そう思った。

その瞬間、

聖霊と一つの感じがピシーーーッ！と戻ってきた。

とぼけていたけど、

そうだ！そうだ！

覆っていた黒い雲が、パっと消え去って、

いきなり視界が良好になって

あれ？こんなにもはっきりしていたのに、何もやもやしてたんだ？みたいになった。

４月合宿の時に、メッセンジャーに提案を上げた時に感じたあの、

聖霊と一つで、スーーーと進んでいくような、

力が湧き出てくるような、あの感じが復活した。

そうしたらラファエルがその様子を見て

奇跡だね！と言って、驚いていた。

喜んでいた。

みんな笑っていて、私も笑ってしまった。

この時の映像を途中からだけど見たら、

わーーっという感じが溢れていた。

それが奇跡なんだよ！

そうラファエルが言っていて、

これが？

これが奇跡なの？

そうなんだ。

聖霊と一つ、幸せで力強くて、自分の思いに素直に行動している感覚。

確かに、奇跡だ。

嬉しかった。

いつも、こうだったらいいのに。と毎回、自分で思う。

自分でoffしてんだな。。

その後ルーシーをみんなで観た。

（続く）