私は知覚に問題があります

なので感じていることを、どうか聖霊あなたに打ち明けさせてください。

誕生日

今月は、わたしの誕生日だった。

 

わたしが、産んで育ててくれた両親に感謝する日なんだ。と思っていた。

 

両親に感謝メールを送り、

 

両親からも感謝をいただき、本当に有難い。と思った。

 

 

いつものことだけど、

 

旦那さんは

わたしの誕生日を忘れる。

 

「あ、今日誕生日だったっけ?

何もしなくてごめんね。」と言われたこともあった。

 

何か欲しいわけではないが、

覚えてくれていただけでもありがたかった。

 

 

ただ、

 

今年はどうも忘れていたようだ。

 

 

自分に湧き上がる感情を見つめる。

 

ああ、忘れている。

だけど、いいんだ!

だって、いつも優しくしてくれているから。

 

いつも優しいから、

わたしの誕生日くらいで、こちらから言う必要はないんだ。

 

ものすごく強がりいって、

抑圧している。

 

だけど、

怒りも沸く。

 

 

このやろう、忘れやがって!

 

わたしの誕生日は忘れるくせに、

後輩の社員になったお祝いに

高い肉料理食べに行って、おごるのかよ!

ふざけんな!

 

あと、

取引するのも見えた。

 

そうか、、

 

誕生日知ってる?と言ってしまったら、

合宿に行くのに、

強くでることができなくなってしまう。

 

これを武器しておけば、うしろめたさを感じなくても済む。

 

だから、

言うのは我慢しておこう。

最終兵器は取っておくほうが賢明だ。

 

 

で、

昨日は早く帰ってきた。

 

言うのに億劫なのがわかる。

 

だけど、

ぶたれても、なにされても

どうなろうと構わないから、

 

素直に言おうと思った。

 

 

 

夕食後、彼は携帯でゲームをしている。

 

「わたしの誕生日知ってる?」

 

「知ってるよ。」

 

彼はバツが悪そうだ。

 

知っていたけど、

忙しかった。と言う。

 

責められているように感じているようだった。

 

 

やりとりが進む。

 

「確か、その日は筋肉痛で、大変だったんだよ。」

あははと彼が笑った。

 

わたしも、何よ~と一緒に笑う。

本当に笑えたからだ。

 

 

でも

奥底のわたしを

抑圧しているのを感じた。

 

あはは。と笑う。

 

その後、すぐに、

 

泣き叫ぶわたしが我慢できず、

泣き出してしまった。

 

 

「忘れられて、寂しかった。

 

何もくれなくても、なにをしてくれなくてもいいから

覚えていていて欲しかった。」

 

抑えられなくて

号泣した。

 

 

。。。

 

 

ふと、

特養で介護していたときのことを思い出した。

 

わたしがまだパートで働き始めてまもなくの頃

食堂で見守りをしていた。

 

 

Kさんという大柄な男性の利用者さんがいた。

 

 

Kさんは、

普段おとなしく、腕組んで椅子に座り、

前後に身体を揺らして

時々、んーーんーーと言うぐらいで、

 

ほとんどしゃべらないし、動かない。

 

以前は

工場の社長さんだったようだ。

その話をすると喜ぶよ。と職員さんが教えてくれていた。

 

こっちの言うことはわかっても

応えることはなかった。

 

 

時々

立ち上がり、歩き出す。

 

食堂にいる人たちを見守るのに、

この方は

骨折したこともあるから、

 

立ち上がったら、すぐに駆けつけてと言われていた。

 

食堂に全員集まると、60名。

常時10名以上、もっといるときもあって、見守らないといけないと思っていた。

何かあったら大変だ。

 

職員さんが廊下を通ったり、出入りするので、

いつもたった一人、というわけではなかった。

 

だけど、

何かあって発見できなければ

自分の責任になる。と思っていて、いつもとても緊張していた。

 

 

ある日の食事前の時間、

Kさんの誕生日だった。

 

今日はKさんの誕生日です。と言って、

職員数名がKさんの元にいって、

他の利用者さんと一緒にハッピーバースデーを歌った。

 

Kさんの前には、

布でつくったケーキを置いた。

 

お祝いは、それだけではなかったけれど、

とりあえずその時はそれだけだった。

 

 

せーの、とワーカーさんが言って、

「ハッピーバースデー トゥーユー」と

みんなで歌う。

 

 

すると、

Kさんは、おもむろに立ち上がった。

そして、

「うおーーー うおーーー!」と言って、

 

口を大きく開けて、

 

手を机にバンバン叩いた。

 

目には涙をいっぱいためていて、

フロアに響き渡るような大声をあげて泣きだした。

 

よだれをいっぱいたらしながら、

 

「あーーーー!あーーーー!」と言って。

 

 

 

Kさんが喜んでいる。。。

 

 

驚いて、

まだ入ったばかりのわたしは、それを観たとき、

涙が止まらなくなった。

 

食堂に居られなくなって、

替わってもらった。

 

わたしも裏で大泣きしていた。

 

 

ああ、

わたしは、

 

Kさんを

 

ただ何も言えない人。

言わない人。

立ち上がって、歩かれて骨折されたら困るから、

立ち上がったら、駆けつけなければならない、面倒な人。

 

わたしを、大変な目に合わせる人。

 

くらいにしか思っていなかった。

 

わたしは、わたしのことしか

わたしの都合だけしか見ていなかった。

 

 

だけど、

ああやって、

覚えてくれて祝ってくれることを

喜んで嬉しいと

 

喜ぶ心があったんだな。。

 

 

 

わたしは

なんと間違って見ていたのだろう。。

 

 

泣きながら申し訳なさと、

有難さを感じていた。

 

 

 

それを、

旦那さん聖霊と話しているとき、思い出して、

泣きながら口に出して、話した。

 

その時、言わなくていい話だったのかもしれないが、

止められなかった。

 

 

旦那さん聖霊を前に

エクスプレッションセッションを

させてもらっていた。

 

 

Kさん、

わたしだったんだ。

 

わたしの愛と助けを求める懇請だったんだ。

 

おんなじだ。

泣き叫んでいるんだ。

 

 

旦那さん聖霊

Kさん聖霊に、見せてもらったんだ。

 

 

求めているのは、

父、神様であることを。

 

 

本当に有難う。

 

ありがとうございます。

 

 

 

落ち着いて、寝るとき、

旦那さんに

 

「ごめんね。

寂しかったんだ。

聞いてくれてありがとう。」と言うと、

 

「うん。」と言った。

 

 

朝、いつも通りに出勤するときに玄関で見送る。

いつもどおりの

気遣う旦那さん聖霊だった。

 

 

Kさん聖霊、ありがとうございます。

旦那さん聖霊、ありがとうございます。

 

 

 

世界人類が平和でありますように

わたしたちの天命がまっとうされますように。

Kさんの天命がまっとうされますように。

守護霊様 ありがとうございます。

守護神様 ありがとうございます。